台衿がついているスタンダードなメンズシャツを制作しています。
衿の作り方が私が知っている方法とは全然違って、ちょっとびっくり。慣れないので、あんまりうまくできなくてかなりイライラ気味なのですが、練習するとうまくできるようになるかな。
ここからは洋裁しない人にとっては何のこっちゃわからないと思うので、すっ飛ばしてください。
私が衿を作るときは従来の方法で(どれが従来の方法かはわからないけれど、私が持っている本はどれもこの順序になっていたため)衿部分(衿と台衿)を先に組み立ててしまって、それを首周りに取り付けるという感じなのですが、学校で習った方法はちょっと違いました。
1. 衿部分を作る(コーナーをひっくり返すのに糸を使う。説明するの難しいんですが、「
工夫された衿・衿ぐりの縫い方 合理的なテクニックを写真で学ぶ」に載っている方法とほぼ同じです)
画像の白い糸はそのため
2. 裏襟に表台衿をつける
3. 首周り(シャツの内側)に裏台衿をつける
4. 首周りの生地を台衿(中表)ではさむようにして、3のステッチをなぞるようにしてつける
5. 中表のまま、衿、シャツの前立てを縫い込んでしまわないように気をつけながら、台衿のカーブ部分を(台衿の「く」となっている部分です)を縫う(ステッチの始まりと終わりは、2と3で縫ったステッチに沿わせる)
6. ひっくり返して、裏台衿の縫い代(表衿と裏台衿のアタッチ部分)を折り返し、アイロンで整えてから、台衿の周りをぐるっとステッチで押さえる
文章で説明するのって難しい...
要するに衿を先に作って、表台衿を衿につける。
台衿をシャツにつけて、一番最後に表衿と裏台衿のあいているところを閉じるという感じなのです。
この方法だと、台衿とシャツのアタッチ部分がごろごろしないし、キレイに仕上がるんだけど、最後に閉じる部分が少しカーブになっているので私にとっては難しい!
サンプルを作ったときにあまりにイライラして、自分が慣れた方法で作って提出したら「習った方法で作ること!」とコメントが書かれていて、点数引かれてしまったので(当たり前か...)、イヤイヤながらこの方法でやってみました。
うーん、どっちがやりやすいのか、まだよくわからない...
先生は「縫い代部分には接着芯を貼らないほうがやりやすい」と言っていたのでそのとおりにしたんだけど、何度もやり直しているうちに生地が伸びちゃったので、全面に接着芯を貼り直した台衿を新しく作ってやり直しました。
そのほうが縫いやすい。
人それぞれやりやすい方法が違って、おもしろい。
私は、今度から接着芯は全面に貼るようにします。